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小紫陽花と竹の音

今日は梅雨の晴れ間。

もうすぐ紫陽花も咲き始める頃でしょうか。

工房にある小紫陽花は普通の紫陽花よりも一ヶ月早く満開を迎えました。

小紫陽花2013年-1

年々逞しくなっています。

五月中は〝若葉寒む〟というものあってか、気候が不安定でしたね。

寒かったり暑かったり、乾燥がきつかったりする影響で、

仕入れていた竹も、身の膨張収縮によって突然「パコーンッ」と割れてしまいます。

竹1


音にはびっくりしますが、生き物を扱っているんだなと改めて感じます。



さてさて、6月は展示会があります。

細川の在廊日が決まりましたので、お知らせします!!

「工芸綯交ないまぜ九人展」

場所:くらふと・ギャラリー集(しゅう)
〒604-8106 京都府京都市中京区 丸木材木町680-3 TEL:075-254-3720 ‎
   >>地図
期間:2013年6月4日(火)~9日(日)
時間:11:00~19:00(最終日は~17:00まで)

漆:東井美紗子/前田怜美
錺:大上浩司
木:尾崎祥太郎/露木清高
竹:細川秀章/竹工房ゆうすい
陶:守崎正洋/武田公美

★細川の在廊日は8日(土)13:00~、9日(日)13:00~です。 

by kinoko
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竹の性格

細川の仕事で使うのはほとんど真竹。

真竹の筍は苦くて食べることはないそうで、苦竹とも言います。

↓青竹を割っているところ。
IMG_1464.jpg
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中もうっとりするほど、きれい☆


編組の作業で使いやすい竹というのは生えてから4年ぐらいのもの。

今日使った竹は素直で割り易く、作業中も余計なゴミが出ない、

編組の材料作りにとてもぴったりの竹だったので、

細川もウキウキで、サクサクと作業が進みました。

自然物を扱うのは、素材の性格がその時そのときで違うので難しいですが、

その分、手作業の技が活かせるのが良いですね。


by kinoko

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竹割り三年。

ひたすら材料づくりの細川。

今日は朝から竹割りをしていました。

IMG_0519.jpg
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なるべく二等分になるように刃を入れてあげると、ほぼ真っ直ぐに割れてくれます。

私はパコーンッパコーンッと割れていく様が気持ちよさそうだなと竹割りの作業を見るのが好きですが、

実際は竹割り三年とよく言われる通り、思い通りの形にできるのは日々の繰り返しによるもの。

毎日一心に鍛錬鍛錬!

by kinoko

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竹を持ち、竹を履く

作業場専用の和箒。

箒の柄には細い黒竹が使われています。

IMG_1395.jpg

私が一人暮らしのときに掃除機を買うよりも、

履き心地の良いこの箒を手に入れました。

これだと畳の目に入った細かい竹くずもキレイに履けるんです!

気持ちイイ~(*´∀`*)!!

by kinoko

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凍るような冷たさに、、、

ここ何日か、京都も本当に冷え込んでいますね。

かまくらを作って冬篭りしたいところですが、雪もパラパラと降るのみで、

空気の冷たさに、ただただカラダをかたくしています。

そんな中、細川はさらに冷た~い作業をしています。

IMG_1380.jpg

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一晩水につけて柔らかくした竹ひご。

その竹ひごを一本一本冷たい水の中から取り出し、

刃物に通して、厚さを揃えます。

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この竹ひごは巾が広いので手間が2倍になります。

一日中同じ作業をしているので、指先の冷えが心配ですが、

今のところ、あかぎれなどはなさそうです。

カラダは資本、大事にしたいですね。

by kinoko

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竹の皮むき中。

最近は新作の材料作りをしています。

今日はこの間研いだ小刀で、皮剥きの作業。
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皮剥きの出来が籠になった時の手触りや艶に影響します。

刃物研ぎの質もこれで分かるんだそうです。

編組の材料作りは刃物が切れすぎても、切れなさ過ぎても具合が悪いので、調整に気を使います。

細川「いい塩梅に研げたかな!」

by kinoko

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泥んこ遊び、、、

今日は私が仕事から帰ってくると、

細川は工房の裏庭で、幅引き用の刃物とぎをしていました。

刃物とぎ

シャッシャッシャッッ・・・

幅引き用の小刃は右刃と左刃の対になっているので、

このとき研いでいた右刃は研ぎやすいですが、

左刃は利き手と逆になるので、研ぎづらそうです。

刃物とぎ2

私も木工をしていたときに鉋の刃を研いでいたのですが、

研いでいる間に、爪の中に砥の粉が入ってしまうのです。

よく洗っても多少残ってしまうので、当時バイトをしていたお店の副店長に、

「泥んこ遊びでもしてたの?」と聞かれたことを思い出してしまいました(笑)。

細川も今日は泥んこ遊びヽ(*´∀`)ノ

by kinoko


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竹の音

この週末から京都でも梅雨入りして、雨の音を多く聴く季節になりましたが、

竹の音って聴いたことありますか?

竹の音

2メートル以上の青竹を必要な長さに切り、

耳を澄ませると、

パリパリパリパリ、、、、

節などで抑えられていたものが解放されて、竹が動いているようです。

切ってすぐでないと、音が段々小さくなっていくので、

巻き貝に耳をあてるような、ワクワクな気持ちで

私は竹の動く音に聴き入ってしまいました。

竹割り

竹割りしているときも丸い竹が平らになろうとして

パリパリパリっと言っています。

陶器に貫入が入るときの音に似ているような気がします。

細川はそんな音の中でひたすら竹割りをしています。

竹割り3

油抜きした白竹を切ったときもなることはあるそうですが、

青竹はたくさんの水分を含んでいるので、音がなりやすいんだそう。

今度はいつ聴けるかな~


さて、今日の喜節は12日から京都で始まる展示会の搬入に行ってきました。

5分野10人、様々な形で活躍する作家たちが集まって開催する今回の展示会。

会期は一週間程ですが、宜しければお立寄りください。

by kinoko



展示会のお知らせ!!

「工芸綯交ないまぜ十人展」

場所:くらふと・ギャラリー集(しゅう)
〒604-8106 京都府京都市中京区 丸木材木町680-3 TEL:075-254-3720 ?
   >>地図
期間:2012年6月12日(火)~17日(日)

漆:東井美紗子/前田怜美
錺:伊庭拓也/大上浩司
木:尾崎祥太郎/小塚晋哉
竹:細川秀章/竹工房ゆうすい
陶:守崎正洋/武田公美

★細川の在廊日は14日(木)13:00~と17日(日)13:00~です

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竹工房 喜節
〒602-8158
京都市上京区下立売通千本東入下る
中務町486-66
竹工房 喜節へのアクセス>>
Tel/Fax:075-406-0919
E-mail:take.kisetsu@gmail.com
不定休
(ご来店の際は、電話にてご確認ください。)

hosokawa takako

blog管理人:hosokawa takako

竹工芸品・竹製バッグ制作の細川秀章の工房。京都市内でバッグを中心に竹工芸品を制作しています。
女性ものはもちろん、男性向きの竹バッグにも力を入れています。
また、竹のバッグは夏・和装のイメージがあるので、季節を問わず洋服でも持ち歩けるようなデザインを心がけています。

竹工房 喜節について>>
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お知らせ !!New!!
2021.6
工房のHPが完成しました!!
2023.3
○テレビ出演
関西テレビ
「よ~いドン!」
3月23日(木)9:50~11:15
「土曜日もよ~いドン!」
(TVerで視聴可能)
3月25日(土)11:00~11:50
詳しくはブログ記事から>>
2023年
展示会&実演のお知らせ
「和の素材で感じる季節の楽しみ」
期間限定オーダー受注会
4月26日(水)~5月30日(火)
阪急うめだ本店
11階きもの売場
実演日程
5/13(土)14(日)27(土)28(日)
詳しくはコチラ
商品取扱店
・(香川)Cafe ボナノッテ
※竹工房 喜節の商品は、ご注文を受けてからの制作となります。また、Shop、Galleryさんの催事・イベント等で、店頭に並んでいない場合がございます。その際は、お店の店員までお尋ねください。  
取材記事
技の実演

提供:京都伝統産業「ふれあい館」

■最近の取材
2021.5
雑誌「キラリオマガジン」で、竹工房 喜節の細川を取り上げていただきました。
2021.3
婦人画報4月号で、蘇嶐窯の涌波さんとの陶×竹のコラボレーション作品を取り上げていただきました。
2021.3
VOGUE JAPAN4月号で、細川と竹工房喜節の竹バッグを取り上げていただきました。
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